お金2.0とは

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今更ですが、昨年話題になった、「お金2.0」がKindle Unlimitedで読めるようになったので、読んでみました。

著者の佐藤氏は若手の経営者ですが、いわゆるイケイケ勝ち組成功者の、俺はこんなに広い視野で、愚民の先を読んじゃうぜ。俺に憧れる奴はこの本を読むといいぜ。的な本ではなくてですね。

一人でお金、経済、人間についてじっくり考えてみたけれど、多分これが世の中の仕組みというやつで、それが音を立てて崩れ始めているから、危機であり、チャンスだと思いますよ。というような、知的好奇心だけで書かれたような本だったのでした。

私なりに記憶に残ったことを整理してみると

1.お金は価値を表すツールです。でも、一面的で不完全です。

2.テクノロジーが発達して、価値を表す、交換するための代替手段が生まれているから、お金の価値が相対的に下がります。

3.経済は個人の欲望を是として作られた分散型エコシステムで、自然と共通する仕組みです。

4.世の中自体がもっと分散型の仕組みに変わっていき、国家とか社会自体も大きく変化します。

5.お金(とそれを基にした経済システム)もその中で大きく変わっていきます。

みたいなことだったかなと。

自分の会社が、とか、ビジネスが、という視点がそこにほとんど入り込まない。ご本人も書いているのですが、世の中の仕組みを理解するために、ビジネスという場所を借りているというぐらいの距離感です。なんというか、フィールドワーク重視型の学者というか。

読後感がとても良いのは、おそらく著者のそのスタンスによるものだと思います。つまり、すごく客観的で、エゴや自意識がほとんど見えない。すっとロジックが、内容が入ってくる。純粋なフィールドワークのレポートを読んでいるような。

正直、お金2.0ってのは、タイトルのつけ方としてちょっと狙いすぎで、内容的には「経済と社会の変化について」なんだと思いますが、まあ、それじゃ誰も買わないでしょうね。

とても良い本だと思うので、まだ読んでいない方は是非お勧めしたいと思います。

いいなあ、天才って。(遠い目)

 

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