ファイヤー
お子様お断り、と書いてある店が増えていると。
まあ、この手の話は統計的にそう言えるのか、あるいは単なる印象を語っているだけで、実際はそうでもないのか、というあたりの話をいったん置いておきますね。
子供に対して社会が不寛容になったとか、いや、確かに酷いのが居るから、とか、店の権利と客の権利がどうとか、いろんな意見が出て、最終的にはまあ、ケースバイケースだよね。というあたりでぼんやり決着が図られるケースが多いように思います。
ですが、私はいつも思う。これ、別に、ぜんぜん構わないじゃないかと。店が一部の客を選別するのは仕方ないし、そうしたら逆にお子様歓迎の店に人が増えるはずで、選択肢がありあまるほどあるこの時代、そんな店があってもかまわない。あまりにも多くの店がそうなってしまい、子連れの親が出かけてもどこにも入れない、というのであれば別だと思いますが。
なんというか、この背後には、いわゆるマナーのない一部の親が、破壊神と化した子供を連れて入店したという事実があるのだろうと思う。で、そんな一部の人間のために、そうじゃない大多数の親子が排除されるのは如何なものか的な視点での議論があるのだろうと類推したりする。
だけどですね。あえて視点を変えて見てみると、極端な話、この問題が起きない世界というのを考えてみると、すべての親子が、きちんとマナーを守って行儀よく店を利用するのが当然で、そうではない、それができない親子が異常だということになりませんか。
いや、私は正直マナー守れない親子連れ大っ嫌いですよ。基本近づかないようにしてるし、正直この世に居なくてもいいのに、ぐらい思ったりしますよ。
あと逆に、ある和菓子店に入ったら(そうとは書いてませんでしたが)、「うちはベビーカー禁止なんで、外にお願いできますか」、と乳飲み子を乗せたベビーカーを外に出すよう指示され、やむなく撤退したこともあります。
でも、そんなんが人間だし、ひょっとすると私もある領域において、こいつこの世からいなくなれとか思われているかも知れませんので、まあ、そんな人間もいるね、とりあえず近くには来ないでね、ぐらいにしておけばよくて、お店の対応として、お子様はご遠慮くださいは、まあ、全然穏当な解決策な気もします。
まあ、最後はケースバイケースで。