ある戦記

前線は明らかな戦力不足、基本装備と弾薬が不足、兵士の数も足りない。体力と個人の機転で何とか乗り切る状態。
今ほしいのは弾薬や兵士だが、本部からはセンサーを満載した最新のドローンと、それを使った技巧的で成功確率がまったく読めない作戦指令書が送られてくる。
それらが成功すれば相当のことができるのはわかるが、それを使うための訓練が発生し、その錬度を上げる余裕もない。

根本的に、現場のリソースは一旦横においてあるべき作戦を立てる、というやり方がなぜかここでは蔓延している。
どこで勝ちたいかを先に考えて、その後でリソースを考えると、何が起きるのか。

目的を達成する為のリソース、十分な戦力がないまま前線に逐次的に戦力が投入され、戦力が磨耗。
その問題に気づいたころには、一斉反攻に出るための体力自体が無いという状況に。

そこで、なるほど作戦が問題なのだ、という前提で議論が始まり、一度も現場に立ったことのないピカピカの軍服を着た将校があらたな作戦を提示する。が、現実を知らないので、提示される提案はまさに隔靴掻痒。現場はまた頭越しに議論が進むことに憤り、下がりきった士気がさらに下がる。

一旦退却して陣形を整理。作戦はその後。成功確率が低い作戦は中止し、絶対に突破されてはならない防衛線にきちんとリソースを貼り付ける。その上で、戦線の拡大を、勝算があるところに集中して行う。

戦略の根本は、常に限られたリソースを、どう振り分けるか、どの戦線に投入するか、という判断。

戦線が拡大すると、守らねばならない前線の距離も伸びる、兵站ルートも長くなる。
退却すべきところを明確に決めること。勝てる確率の高い戦闘に、集中してリソースを投下すること。

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