と、まあある程度年がバレるようなタイトルで始まりましたよ。
先日スーパーに行ったら、レジが完全無人化されてました。いや、正確に言えばガイド役の人が一人居たんで完全とは言えないのですが、まあ、基本レジ機能は無人化されているという状態でして。
今やそんなの珍しくないとは思うのですが、基本、消費者が買った消費を自分でチェックして、支払いをカードや現金で済ませて立ち去る。その間誰とも接触しなくても済んでしまいます。もうちょっと進めば、カゴに入れた時点で計算が終了して、あとはそのまま外へ出ればいい、というような仕組みだってありえます。Amazonが実証店舗でそれやってますよね。あれも入場時にIDかなんか示さないといけないみたいですが、それも顔認証システムとか使えば要らなくなるのではないかと。
それのどこが何なんだ、と言われると困る訳ですが、この先には何があるのだろうと。基本データ分析業務である在庫管理や発注は多分AIの方がうまくやるし、棚やレイアウト指定もできちゃうと思います。そうなると、あとは配送や配貨があるわけで、つまりそれは肉体労働なんですが、そこだけは人間が暫く担うと。つまり、AIの指示で人間が動いて仕事を進めるという、おおビッグブラザーな展開です。そのうち、その作業もロボットが行うようになるとは思いますね。そうなると、もう完全にららら無人くん。
農業って、以前はものすごく労働集約的な仕事だったんですが、農業機械の発展で、すくなくとも麦や米などの穀物に関して言えば、機械化が急速に進展して、一人の人間が担う耕作地、農地が広大なものになっている。これと同じことが今後小売業界で起こるよ、というのは言われるところですね。で、農業から解放された人間はサービスや小売に行ったりしたわけですが、小売やサービスが機械化されたら、次は人間は何をするのだろうかと。
そのあたりの論考はいろんな人がいろんな事を言っていますが、ディストピア的な悲観論と、ユートピア的な楽観論が交錯しているのが面白い、というか、多分誰にもわかってない、あるいは不確定すぎてそもそも予測できない、ということなのかもしれません。
なんて、みかんをレジに通しながら考えた。