
アンリミテッド、ハイ、デフィニション
なんか、男子中学生が考えた必殺技みたいな名前ですが、アマゾンのサービスです。直訳すると無限超解像とかですが、はい。
最近諸事情でサブスク周りの情報をいろいろ聞いたりしてるんですが、私の場合、既にApple Music(ファミリー会員)と、YouTube Premiumにも加入してまして、Amazon Prime Musicとかと併せると、音楽系だけで3つのサブスクに入っているわけです。これに映像系のサブスクとして、NetFlixに、Amazon Prime Videoがあって、YouTube Premiumも混ぜるとこれも3種類。使えてんのか、と聞かれれば、まあそんな時間もないので、使い切れてはいないです。どれかもう辞めたほうがいいよね、とか思っていたわけです。
でも、Amazon Music Unlimited HDが突然現れたのでした。所謂ロスレス、ハイレゾのサービスってのはいままでもe-Onkyoとかがあって、それも使ってたんですけど、結局選べるライブラリが限られていて、かつ音源がCD買うより高かったりで、あまりなんというか、常用できるサービスではなかったのです。
それが、月々2000円程度の定額でCD以上の音質で好きなだけ音楽が聴けるとか、そんな10年前の俺が夢に見たようなことがさあできましたとか、おい、なんか罠でもあるんだろう?そんなうまい話あるわけがないだろう?お、俺はだ、だまされないぞ。
いや、本当でした。
ハイレゾとか言ったって、所詮ストリーミングでしょ、どうせ高級機材じゃないと差がわからないとか言うんでしょ、フン!試してダメだったら、すぐに解約だからね!!とかツンデレな気持ちを持ちつつ、ついアプリをダウンロードしてWindow10上で一昔前の上海問屋製の激安中華USB Headphoneアンプ越しに聞いてみたんですが、ああ、これダメな奴。絶対ハマるやつ。
一通りいつものヘビロテをiTuneと聞き比べてみたとこで、もう音質面で言えばiTuneがゴミにしか感じられません。なんというか、不二家の苺ショートケーキが最高のデザートだと思ってたら、ホテル西洋銀座のロールケーキにぶっ飛ばされました、みたいな。いや、不二家のケーキも美味しいんだけれども。
正確に言うと、ハイレゾ自体の音質の良さみたいなものは正直過去にもe-Onkyoなどで体感してはいるので、それ自体が価値だというより、同時に6000万曲という膨大な、というか、具体的に言えば、iTune Musicと同じかそれ以上、つまりほぼ自分が聴きたいと思う音源すべてのライブラリにアクセスできるということの衝撃。
音質がいいというのはもちろん素晴らしい事なんですが、結局オーディオ自体のマニアではない限り、自分の聞きたい曲が先にあって、それをいい音で聞きたいというのが優先順位なわけです。今までは、音質が良い技術的な手段があっても、それが自分の聞きたい音源に適用可能なのか、またそれが料金面で自分の裁量内に収まるのか、という点がネックになっていた。
それが、いっぺんにやってきた。んで、もう小難しい理屈全部すっとばして言えば、ああ、ピアノが透明、ベースが深い、ドラムが重い、ギターが、シンセが、キラキラしてる。大音量で聞いてもうるさくない、というか、大音量で聞きたい。HD、いわゆるCD音質ってこんなに圧縮音源よりリッチだったんだという再発見と、あの曲をUltra HD、いわゆるハイレゾ音質で聞くとこんななんだ、という新発見があるんですよ。
こうなると、安物USB Headphoneアンプのことが気になり始める。で、これも高級品ではないんですが、もう少しマシな奴(iBasso DC02)を早速ヨドバシでポチる。ああ、また音質上がってる。音が、音楽が柔らかくなって、同時に透明度も上がって気持ちいい。しっかり採った美味しい出汁飲んでるみたい。だめだ、まともな論評もできてない。ほらダメだ、もう年間契約するしかない。。
でも、ちょっと思うのは、たぶんiTuneというか、Apple追随するよね、絶対。それはおそらくデータ容量の関係からみても5G対応のiPhoneからだよね。それってたぶん来年、遅くても再来年だよねと。
また、Amazon Music Unlimitedのアプリがやっぱちょっと残念なところもあって、このへんで今日は力尽きたので、それはまた次回にでも。